ディスプレイに見るJSR

液晶ディスプレイ(LCD)の構造模式図です。
下記の素材名をクリックすると、解説が表示されます。

アートンフィルム(位相差フィルム)

位相差フィルムという光学フィルムとして耐熱透明樹脂アートン®が使用されています。TFT液晶のコントラストを高める目的で使用されるほか、視野角を拡大して斜めからの画質を高める目的で、液晶テレビやモニターに広く用いられています。

アートンフィルム

着色レジスト

LCDはRGB(赤、緑、青)の三原色に着色されたカラーフィルターを通過することで発色します。着色レジストは、そのカラーフィルターを作るための材料。0.25ミリ以下の画素一つひとつに着色を行う着色レジストにはナノレベルの技術力が要求されます。

着色レジスト

保護膜

熱、薬品からカラーフィルターを守る、STNパネル、TV用などの高性能パネルには必要不可欠な素材。熱硬化タイプの他に、パターニングが可能なネガ、ポジの感光性タイプがあります。

感光性スペーサー

従来の散布型の「球状(ビーズ状)タイプ」に対し、JSRの感光性スペーサーは「感光性柱状タイプ」であり、狙った場所へピンポイントで配置が可能なため、より高品質な画像表示を実現することができます。

配向膜

液晶分子群の配列に秩序を持たせる、液晶制御には欠かせない部材です。画面のちらつきや残像を低減させるなど、表示性能を左右する重要な材料の1つです。

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